2018年06月14日

新感染 ファイナル・エクスプレスの感想・評価


これは面白い。ちょっと前に出てきたワールド・ウォーZ(2013)がペプシに魂を売りつつアメリカンジャスティスを貫いた現代ではお手本のようなゾンビ映画(褒めていない)であり、そしてバイオハザード ザ・ファイナル(2016)はもう何も言いたくなくなるぐらいにSFをやった訳で、ゾンビ・サファリパークは……いや、いい[一緒に暮らしますか? DVD]。

ともかくもはやゾンビ映画界は救いが無いのかと思っていた所に韓国から殴り込みをぶちかけてきたゾンビ映画だ。(別に2010年のゾンビ映画も「ロンドンゾンビ紀行」「ウォーム・ボディーズ」と良い作品もあったのでこれは冗談)

新幹線(モデルはTGVらしいが)と言う動く密室を舞台に繰り広げられるゾンビパンデミック。この設定はほぼ最後まで続き、そしてこの映画が最高に面白い要素となっている。ゾンビは走るタイプだが、動きが本当にアクロバティックでイケイケで、この撮り方一つを取っても凡作ゾンビ映画には到達出来ない領域へと来ている。

登場人物それぞれにはちゃんと個性が存在しており顔を忘れることは無いだろう。成長していく主人公の強さにも惹かれるだろう。そしてこの映画のメッセージ性も自然と受け入れられるはずだ。

要するにメインストーリー上には(例の人物の暴れすぎっぷりを除いて)ほぼ文句がない。だいぶ気に入った。そう、これは2010年台では最高クラスのゾンビ映画なんだ[私のおじさん DVD]。

見終わった後、タイトルはもうちょっと真面目にしても良かったんじゃないかと思うのもあるが。原題の「釜山行き」の方が良かったな……